動物病院が使える補助金【2026年版】CT・レントゲン・エコー導入の採択事例と申請のポイント
2026-10-20
CTやデジタルレントゲン、エコーなどの医療機器は、動物病院の診療の質を大きく左右します。一方で、CTは1台で1,000万円を超えることも珍しくなく、導入に踏み切れない院長先生も多いのではないでしょうか。
こうした医療機器の導入費用は、ものづくり補助金や東京都の創意工夫チャレンジ促進事業などを使えば、その一部を補助金でまかなうことができます。当社でも、動物病院のCT導入(導入費用1,500万円)で1,000万円の補助金の採択実績があります。
この記事では、動物病院が使える補助金・機器別の採択事例・採択されるためのポイントを、中小企業診断士が解説します。
動物病院が使える主な補助金
| 補助金 | 補助上限 | 補助率 | 動物病院との相性 |
|---|---|---|---|
| 新事業進出・ものづくり補助金(革新的新製品・サービス枠) | 750万〜2,500万円 (賃上げ特例で最大3,500万円) |
1/2〜2/3 | ◎ CTなど高額機器で新しい診療サービスを始める場合に |
| 東京都 創意工夫チャレンジ促進事業(都内のみ) | 600万〜1,000万円 | 2/3〜4/5 | ◎ 都内の動物病院のレントゲン・エコーなどの導入に |
| 中小企業省力化投資補助金(一般型) | 750万〜8,000万円 (賃上げ特例で最大1億円) |
1/2〜2/3 | ○ 自動精算機や検査の自動化など、受付・事務作業の省人化に |
| 小規模事業者持続化補助金 | 50万〜250万円程度 | 2/3 | ○ 小規模な動物病院の機器導入・集患の取り組みに |
※補助上限は従業員数やコースによって異なります。東京都の創意工夫チャレンジ促進事業は、コースによって直近決算の営業利益が前期より減少していることなどの要件があります。補助上限・補助率・対象要件は公募回ごとに変わるため、申請前に必ず最新の公募要領をご確認ください。
ものづくり補助金は2026年度から新事業進出補助金と統合され、「新事業進出・ものづくり商業サービス補助金」として運用されています。東京都の制度については「東京都「創意工夫チャレンジ促進事業」とは?」で詳しく解説しています。
動物病院は「医療機関」でも補助金の対象になる
ものづくり補助金などの国の補助金では、人の医療を担う医療法人は補助対象外とされています。一方、動物病院は医療法人ではなく、個人事業や株式会社・合同会社として運営されているため、中小企業として補助金の対象になります。
「病院だから補助金は使えない」と思い込んでいる院長先生も多いのですが、動物病院はCTやレントゲンといった高額な医療機器の導入に、ものづくり補助金などをしっかり活用できる業種です。
機器別の導入費用と補助金の採択事例
当社が支援した動物病院の採択事例です。いずれも、導入費用の約3分の2を補助金でまかなっています。
| 導入機器 | 導入費用 | 補助金額 |
|---|---|---|
| CT | 1,500万円 | 1,000万円 |
| デジタルレントゲン | 900万円 | 600万円 |
| エコー(超音波診断装置) | 600万円 | 400万円 |
CT
CTは、これまで二次診療施設に紹介していた症例を院内で診断できるようにする機器です。「紹介待ちの時間をなくす」「近隣の動物病院からの紹介を受け入れる」など、新しい診療サービスとしての計画が組みやすく、ものづくり補助金と相性の良い機器です。
デジタルレントゲン
フィルムやCRからデジタル(FPD)への切り替えで、撮影から診断までの時間を短縮できます。画像をその場で飼い主に見せられることで、説明の質の向上にもつながります。
エコー(超音波診断装置)
心臓・腹部の精密な検査に欠かせない機器です。高性能な機種への更新では、単なる買い替えではなく「これまでできなかった検査ができるようになる」点を計画で示すことがポイントです。
動物病院が補助金に採択されるためのポイント
① 「機器で何が新しくできるようになるか」を示す
古い機器を同じ性能のものに入れ替えるだけでは、補助金の趣旨に合いません。「院内でCT検査ができるようになり、二次診療への紹介を減らせる」「新たに専門外来を始める」など、導入によって診療がどう変わるかを具体的に示すことが採択のカギです。
② 効果を数字で示す
「検査件数を月○件増やす」「紹介受け入れで年間○万円の売上増」「検査時間を○分短縮」など、導入効果を数値で示すと説得力が増します。
③ 地域の需要と自院の強みを結びつける
近隣にCTを持つ動物病院が少ない、高齢の動物が増えているなど、地域の需要を客観的なデータで示し、自院が担う役割を説明すると評価が高まります。
よくある質問
Q. 開業前でも補助金を使えますか?
A. 補助金によります。ものづくり補助金の革新的新製品・サービス枠は創業1年未満でも申請できますが、応募時点で従業員が1名以上いることが条件です。開業準備の段階から、どの補助金が使えるかをご相談ください。
Q. 中古の医療機器でも対象になりますか?
A. ものづくり補助金では、3者以上の古物商の許可を得た中古品流通事業者から、型式や年式が記載された相見積もりを取得していれば、中古設備も対象になります。
Q. 機器を購入してから申請できますか?
A. できません。補助金は、交付決定を受けた後に契約・発注したものだけが対象です。導入を検討し始めた段階でご相談ください。
Q. 歯科医院でも同じように使えますか?
A. 個人開業の歯科医院であれば対象になります。当社でも歯科用CTや口腔内スキャナーの導入で複数の採択実績があります。なお、医療法人はものづくり補助金の対象外です。
RIGIDの医療・動物病院 支援実績
弊社は動物病院や歯科医院の医療機器導入を数多くご支援してきました。
ものづくり補助金の採択率:91%(32/35件)
事業者様自身で申請した場合の全国平均採択率は30〜50%であるのに対し、弊社がサポートした案件では高い採択率を実現しています。
主な採択案件
| 採択案件 | 導入費用 | 補助金額 |
|---|---|---|
| 動物病院:CTの導入 | 1,500万円 | 1,000万円 |
| 動物病院:デジタルレントゲンの導入 | 900万円 | 600万円 |
| 動物病院:エコー(超音波診断装置)の導入 | 600万円 | 400万円 |
| 歯科医院:歯科用CT装置の導入(複数案件) | 600万円 | 400万円 |
| 歯科医院:口腔内スキャナーの導入(複数案件) | 300万円 | 200万円 |
医療機関の設備投資に精通したコンサルタントが、事業計画の策定支援から採択後の実績報告まで一気通貫でサポートいたします。
動物病院の補助金の無料相談はRIGIDへ
当社は動物病院・歯科医院の医療機器導入で採択実績があります。
「このCTで補助金は使えるか?」「どの補助金で、いくら補助が出るか?」といったご相談から、事業計画の策定支援、採択後の手続きまで一貫してサポートします。初回のご相談は無料です。導入する機器が決まっていない検討段階からお気軽にお問い合わせください。
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