解体業の重機導入に使える補助金【2026年版】解体重機・破砕機の採択事例と申請のポイント
2026-10-17
解体工事の現場では、人手不足と職人の高齢化が年々深刻になっています。一方で、解体重機や破砕機は1台で数千万円にのぼることも珍しくなく、設備の入れ替えや増強に踏み切れない事業者も多いのではないでしょうか。
こうした解体重機・破砕機の導入費用は、新事業進出・ものづくり補助金や省力化投資補助金などを使えば、その一部を補助金でまかなうことができます。当社でも、解体重機の導入で2,000万円、建設廃材の破砕・再生利用重機の導入で3,000万円の採択実績があります。
この記事では、解体業が重機導入に使える補助金・対象になる設備・採択されるためのポイントを、中小企業診断士が解説します。
解体業の重機導入に使える主な補助金
重機を導入して「何を実現したいか」によって、相性の良い補助金が変わります。
| 補助金 | 補助上限 | 補助率 | 解体業との相性 |
|---|---|---|---|
| 新事業進出・ものづくり補助金(新事業進出枠) | 2,500万〜7,000万円 (賃上げ特例で最大9,000万円) |
1/2〜2/3 | ◎ 破砕・再生利用事業への進出など、新しい事業の立ち上げに |
| 新事業進出・ものづくり補助金(革新的新製品・サービス枠) | 750万〜2,500万円 (賃上げ特例で最大3,500万円) |
1/2〜2/3 | ○ 新しい工法・サービスの開発を伴う設備投資に |
| 中小企業省力化投資補助金(一般型) | 750万〜8,000万円 (賃上げ特例で最大1億円) |
1/2〜2/3 | ◎ 解体・選別作業の省人化、人手不足対策に |
| 小規模事業者持続化補助金 | 50万〜250万円程度 | 2/3 | ○ 小規模な解体業者の小型機導入・販路開拓に |
※補助上限は従業員数によって異なります。補助上限・補助率・対象要件は公募回ごとに変わるため、申請前に必ず最新の公募要領をご確認ください。
ものづくり補助金は2026年度から新事業進出補助金と統合され、「新事業進出・ものづくり商業サービス補助金」として運用されています。解体工事の効率化・省人化が目的なら省力化投資補助金、破砕・再生利用など新しい事業に踏み出すなら新事業進出・ものづくり補助金、というのが基本的な使い分けです。
補助金の対象になる解体業の設備
補助金の対象になるのは、重機本体だけではありません。アタッチメントや破砕・選別設備まで含めて計画できます。
| 工程 | 主な内容 | 対象になる主な設備 |
|---|---|---|
| 解体 | 建物・構造物の解体、狭小地・高所の解体 | 解体重機(ベースマシン)、圧砕機・カッター・ブレーカ・つかみ機などのアタッチメント |
| 分別・選別 | コンクリート・金属・木くずなどの分別 | 選別用アタッチメント、振動ふるい・選別機 |
| 破砕・再生 | コンクリート・アスファルト・木くずの破砕と再生資材化 | 自走式破砕機、木くず破砕機、再生砕石の製造設備 |
| 安全・遠隔化 | 危険箇所での作業の省人化・安全確保 | 遠隔操作システム、周囲検知・安全装置 |
※補助対象になるのは「機械及び装置」に該当する設備です。ダンプやトラックなどの「車両及び運搬具」は対象になりません。
解体業が補助金に採択されるための申請のポイント
① 「重機で何が新しくできるようになるか」を示す
単に古い重機を同じ性能の新しい重機に入れ替えるだけでは、補助金の趣旨に合いません。「これまで受けられなかった高層・狭小地の解体を受注できる」「自社で破砕・再生まで行い、再生砕石として販売する」など、導入によって事業がどう変わるかを具体的に示すことが採択のカギです。
② 効果を数字で示す
「解体1現場あたりの作業日数を○日短縮」「分別作業の人員を○人削減」「産業廃棄物の処分費を年間○万円削減」など、導入効果を数値で示すと説得力が増します。省力化投資補助金では、削減できる作業時間(省力化の効果)が重要な審査ポイントになります。
③ 許可・運用体制まで含めて計画する
破砕・再生利用の事業に取り組む場合は、産業廃棄物処理業の許可や施設の設置に関する手続きなど、必要な許可・届出を計画に織り込んでおく必要があります。オペレーターの確保や安全管理体制まで含めた計画は、実現可能性の面で高く評価されます。
他の設備・補助金との使い分け
解体重機とICT建機・ドローンを組み合わせると、測量から解体・整地までを効率化でき、より大きな生産性向上を狙えます。ICT建機は「建設業のICT施工に使える補助金」、ドローンは「建設業のドローン導入に使える補助金」で解説しています。
ユンボ本体やアタッチメントの購入については「ユンボ(油圧ショベル)の購入に使える補助金」で解説しています。
建設業で使える補助金の全体像は「建設業の設備投資に使える補助金【2026年版】」で、ものづくり補助金での申請の詳細は「建設業でものづくり補助金は使える?」で解説しています。
よくある質問
Q. 中古の解体重機は対象になりますか?
A. 補助金によっては対象になります。新事業進出・ものづくり補助金では、3者以上の古物商の許可を得た中古品流通事業者から、型式や年式が記載された相見積もりを取得していれば、中古設備も対象になります。
Q. リースで導入する場合でも使えますか?
A. 新事業進出・ものづくり補助金では、リース会社と共同で申請することで、リースでの導入にも補助金を活用できる仕組みがあります。条件があるため、検討段階でご相談ください。
Q. 古くなった重機の買い替えでも使えますか?
A. 同じ性能の重機への単純な買い替えは対象になりにくいですが、省人化の効果や、新しい工事・事業への対応など「導入で何が変わるか」を示せれば、補助金を活用できる可能性があります。
Q. 小規模な解体業者でも申請できますか?
A. 申請できます。従業員数が少ない事業者は、補助率が2/3に優遇される補助金もあります。規模に合った補助金選びからご相談ください。
RIGIDの建設業 支援実績
弊社は建設業の設備投資補助金を数多くご支援してきました。
建設業の採択率:12/14件(86%)
事業者様自身で申請した場合の全国平均採択率は30〜50%であるのに対し、弊社がサポートした案件では高い採択率を実現しています。
主な採択案件
| 導入設備 | 内容 | 採択額 |
|---|---|---|
| 解体重機 | 解体工事の効率化 | 2,000万円 |
| 建設廃材の破砕・再生利用重機 | コンクリート・アスファルト・木くず等の再生利用 | 3,000万円 |
| ICT建機 | 情報化施工(ICT施工)体制の確立 | 3,000万円 |
| 足場資材の点検・メンテナンス機器 | 安全性の向上 | 1,500万円 |
| 測量・点検/メンテナンス用ドローン | 省力化・安全性の向上 | 300万円 |
建設業に精通したコンサルタントが、事業計画の策定支援から採択後の実績報告まで一気通貫でサポートいたします。
解体業の補助金の無料相談はRIGIDへ
当社は建設業の補助金申請で多数の採択実績があり、解体重機・破砕機の導入でも採択実績があります。
「この重機で補助金は使えるか?」「どの補助金で、いくら補助が出るか?」といったご相談から、事業計画の策定支援、採択後の手続きまで一貫してサポートします。初回のご相談は無料です。導入する重機が決まっていない検討段階からお気軽にお問い合わせください。
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