「自動車整備工場」が活用できる補助金

2023-05-10

このコラムでは、弊社のご支援実績をもとに
「自動車整備工場」が活用できる補助金を紹介いたします。
「費用負担を減らして設備投資がしたい」
「補助金は聞いたことあるけどよく分からない」
といった方は是非ご一読ください。

自動車整備工場が使える主な補助金

➀ものづくり補助金

主に設備投資に使える補助金です。

 中小企業・小規模事業者の生産性向上、革新的サービスの開発が趣旨となっている補助金で、自動車整備工場にも非常に相性が良い補助金です。

・条件等

・補助金額:最大1,250万円

・補助率:1/2~2/3(中小企業は1/2、小規模事業者は2/3)

・対象経費:機械装置費、運送費、外注費、専門家経費、クラウドサービス利用費、技術導入費等

・弊社でご支援した例

➀A社

・申請経費:アライメントリフト、アライメントテスター、タイヤチェンジャー

・投資額:750万円

・補助金額:500万円

750万円分の設備を導入し、500万円の補助金が決定しました。

②B社

・申請経費:塗装ブース

・投資額:500万円

・補助金額:333万円

500万円の塗装ブースを導入し、333万円の補助金が決定しました。

③C社

・申請経費:洗車機

・投資額:500万円

・補助金額333万円

500万円の洗車機を導入し、333万円の補助金が決定しました。

④D社

・申請経費:塗装ブース

・投資額1,400万円

・補助金額:750万円

1,400万円の塗装ブースを導入し、750万円の補助金が決定しました。

その他、様々な設備で申請が可能です。

投資額の1/2~2/3が補助金として返ってくるため、「設備投資したいけどなかなか手が出ない」といった事業者様は是非活用してみてください。

②事業再構築補助金

主に新事業に対する設備投資等に使える補助金です。

「新事業」といっても、提供するサービスと顧客層が変わるサービスを展開できるのであれば既存事業に近い事業でも申請が可能です。

・条件等

・補助金額:最大1億円

・補助率:2/3(一部3/4)

・対象経費:建物費、機械装置費、宣伝広告費、外注費、クラウドサービス利用費、研修費等

ものづくり補助金と違い、建物費(工場の改修)や宣伝広告費にも使えることが特徴です。

・弊社でご支援した例

➀A社

・申請経費:指定工場用設備一式(一般整備から車検整備への新事業)

・投資額:750万円

・補助金額:500万円

750万円分の設備を導入し、500万円の補助金が決定しました。

②B社

・申請経費:工場増築、エーミング用設備一式(一般整備からエーミングへの新事業)

・投資額:3,000万円

・補助金額:2,000万円

3,000万円分の増築、設備を導入し、2,000万円の補助金が決定しました。

③C社

・申請経費:整備機器一式(中古車販売から自動車整備への新事業)

・投資額:1,400万円

・補助金額:1,000万円

1,400万円分の設備を導入し、1,000万円の補助金が決定しました。

補助金申請の進め方

➀申請要件の確認、補助金選定

まずは、申請要件を満たしているかを確認する必要があります。補助金ごとに制度の趣旨がありますので、設備投資の内容がどの補助金に合致しているかを精査します。

②必要書類の準備

補助金ごとに必要書類があります。特に重要になるのが「事業計画書」です。事業計画書内容を審査され、より良い事業計画が採択(合格)されていきます。ものづくり補助金や事業再構築補助金の全国採択率は40%~50%のため、しっかり準備をして採択(合格)を目指す必要があります。

③申請手続き

必要書類が準備できたら申請を行います。ものづくり補助金も事業再構築補助金も「電子申請」となっていますので、書類を整理してオンライン上で申請する形となります。

採択されるために

補助金で申請する事業計画書は50ページ以上の公募要領から要件や審査項目を理解し、網羅して作成する必要があります。事業者様自身で作成するとなると、平均100時間以上の時間を費やすうえに、採択可能性は高くありません。(ほとんどの事業者様が専門家のサポートをつけたうえで、全国に採択率が40~50%のためです。)

○当社採択率

・事業再構築補助金採択率:88%

・ものづくり補助金採択率:91%

(令和4年度実績)

この他にも都道府県や自治体にも自動車整備工場に使える補助金がございます。
補助金を活用した方は、是非 こちらのお問合せフォーム からご相談ください。